【駐妻暮らし】英国に来て1年が経ちました!生活の進捗まとめ



2020年10月から英国で暮らし始め、ちょうど1年が過ぎました。

コロナ禍の中、半ば強引に渡英を決めたこともあり、最初の半年は「家からほとんど出られないし、こんなことならイギリスにいても日本にいてもあんまり変わらなかったんじゃ…」と思うこともよくありました。

そんなわけで、「1年経った」というより「半年経った」くらいの気持ちでいるのですが、切りも良いのでこの1年の進捗をまとめておこうと思います。

COVID-19の影響

2020年10月から子どもたちは学校に通い始めたものの、11月から英国は2回目のロックダウンがスタート。

1月からは3回目のロックダウン…てな感じで学校も閉まってしまい、そこからホームスクーリングが開始。つらかった(一言)。

2月の末に学校は再開。そこからようやく生活が落ち着き始めた感じ。

長女(10歳→11歳)

学校の様子

積極的とまでは言えないまでも、そこそこ前向きにイギリスについてきてくれた娘。

でもやっぱり最初は学校に通うだけでヘロヘロ。

いかに学校がしんどいか毎日聞き役に徹する私もなかなか辛いもんがあった。

1か月たつとこうなってる。

2か月たつと、休まずに登校できる日が増えたみたいだけど、それでもまだ休んでるみたい。

ロックダウン後、学校が再開したあとも1か月に1度ほど休みをとりながら通い続け、夏休みが明けて1つ上の学年になってからは、ほぼ休みなく通えるように。

EALで良いお友達に恵まれたようで、

WhatsAppなんかも交換しちゃって、なんか親が心配していたよりうまくやっているみたい。

英語

来る前(年長~小4)は公文で英語を習っていた長女。最終レベルはHⅡ(英検4級レベル)。

日本を離れる直前に高進度学習者賞をとっていたこともあり、本人曰く「もっと英語がうまくしゃべれると思っていた」そう。

もちろん現実はそんなに甘くなく、最初のころは「全然何言ってるかわからない」と泣いて帰ってくることも多かったのですが。

長女の学校にはEALのクラスがあり、そこで少しずつ英語を学び、お友達もできたようです。

文法的に正しいセンテンスで発話はできないけれど、日常的に使う単語やフレーズの丸暗記でコミュニケーションをとっている模様。

基礎的な文法とはいえ、宿題を持ってこられると結構親も「うーん」って悩むレベル…。

一生懸命勉強しないとあっという間に抜かれて置いていかれそう…がんばろう。

次女(5歳→6歳)

学校の様子

長女ほど休みたいとは言わないものの、とにかく消耗するのか帰ってくると倒れこんでいた。

ロックダウン後、学校が再開したときもこう。

夏休みを過ぎてからは、ここまでダウンすることは減ったけれど、今も友達作りには苦戦している模様。

下の子の方が、年が若い分早く溶け込めるかなと思っていた…見通しが甘かった。

1年経った今も、次女には決まった仲の良い子はおらず、その日にかまってくれる子と遊んでいるらしい。

生来勝気な性格なので、英語がわからなくてもサッカークラブに所属してみたりと、あまり弱ったところを見せないのだけれど、学校は楽しいとはいえ、寂しさとか鬱屈した気持ちを抱えているように見える。

来年の4月には日本人補習校に入れるから、そこで新しい友達を見つけつつ、英語力を伸ばして仲間に入れてもらえるよう、親子でがんばろうと思う。

英語

英語はほぼノー勉。日本語もかなりあやしい年齢で渡英した次女。

2か月くらいたつと、ごく初歩的な英語を話すようになっている。

1年経ったけれど、英語はまだまだインプットの時期に見える。

話している言葉はme, can, you, stop, yes, noなどごく限られたもの。

でも本人曰く「周りが言っていることはなんとなくはわかる」そうな。

紙に書く言葉が、ひらがなだけではなく英語も混じるようになった。

ちょっと気になっているのが、日本語を話すときに「えーと」と考える時間が長くなっていること。

頭の中で英語と日本語がごちゃ混ぜになって、思考しにくいor出てきにくくなっているのかな?と思っている。

ここから言語がどう発達していくんだろう…うまく両方育ててあげられるかな。

運転

来た当初、まずは英語が必要だろうと思っていた私。

違った。必要なのは運転技術であった。

教習所を出て以来マトモに運転していなかったツケは大きかった。

一応日本で1回だけペーパードライバー講習はやってきたの…やってきたけど完全に付け焼刃でしかなかったわ…。

あまりに運転怖すぎてイギリス版初心者マークつけてる。

同じ駐妻の奥様方からも「そんなマークをつけて学校の送迎している人はいないわよ」と言われたし、夫からも笑われたけれど、命以上に尊いものなどない。

今のところ、このマークなかなか威力を発揮していて、道を譲ってもらえたり入れやすい駐車場を案内されたりしている。

さて運転を始めて2か月、まだ落ち込んでいる。

9か月たってやっとちょっと前向きに。

10か月ごろには高速にも乗る。

1年経った今は、ロンドンにある子どもの補習校にも車で行けるようになった。

とはいえ、未だに運転前はお腹が痛いし、できればあんまり長距離は運転したくないし、ナビに逆らって臨機応変に対応する、もできない。

駐車も車線変更もまだまだな感じなので、ここから半年で上達していきたいところです。

気持ちの変化

最初はとにかく忙しくてバタバタしてるんだけど、案の定少し落ち着いた3か月ころにドーンと落ちた。

冬の暗さも相まって精神的にここが一番きつかった気がする。

ロックダウンで人にも会えない、なんなら外出もはばかられる、この時点で1回も外食したことない、日本に帰るのなんて絶対無理!みたいな時期だったし、英語を勉強しようにも子どもたちはまだ学校に慣れておらずフルサポートが必要で…と、ストレスたまりまくってた時期ですね…。

パニック発作が起きたり、夜間の歯ぎしりで口の中にいっぱい傷ができたりしてました。

このツイートも、ちょっと精神的にふわふわしてる感じがする。

今もだけど、本当に心の支えはツイッターでした…。

在英アカウントの皆さまのお役立ち情報はもちろん、各国にいらっしゃる駐妻(夫)さんのツイートを読み漁っては、「皆あちこちでがんばってるんだなぁ、私だけじゃないよなぁ」って一方的な仲間意識を持って、なんとか自分を支えていた感じ。

年が明けて、学校はクローズ。

ホームスクーリングは本当に悪夢だった。二度とやりたくない…。

本当は年明けから英語の勉強を始めたかったんだけど、こりゃ私の精神がもたないなと思って自分のことは諦めた。

この時期は子どものサポート以外は、ゲームしたりテレビ見たりツイッター散策したりしかしていない。結果こうなる。

でも「もう他のことはやるまい」って腹をくくって良かったと思う。

自分のことに手を出そうとしてたら、多分精神的に完全にダウンしていたと思うので。人間待つことも大事。

もがいてる感じがすごいする…健気ですね(自分で言う)。

3月に学校が再開されて、一気に気分も晴れるか…と思いきや、わが身を振り返る時間ができたことで、最初は落ち込んだりしている。

明るめのトーンで書いちゃいるけど、この時期自分の英語と運転のできなさにベソベソ毎日泣いていた気がする。

ロックダウン開けにお会いした駐妻さんたちが、皆英語も運転も申し分ない方だったせいか、ものすっごい劣等感をおぼえてしまったのですよね…。

この時期「40歳も目前の年齢のくせに、あれもできない、これもできない、私なにやって来たんだろう」ってかなりしょんぼりしておりました。

それで、この言葉を思い出して、噛みしめて、今も「40歳で私は1回死ぬんだ」と思いながら生きている。

40歳になったら2回目の人生。できるだけイージーモードにするために、今英語も運転もがんばろう。

そう思うようになってから、ずいぶん気持ちが前向きになりました。

3月からオンラインの英語学習をスタートしたこともあって、4月ごろから気持ちはそこそこ安定、今に至ります。

そして1年が経つ頃。

この経過を見ると、典型的な駐妻らしい心の動きというか。

最初の3か月:とにかく生活に慣れるので忙しい
次の3か月:諸々の疲れも出てどっと落ち込む
次の3か月:どうにかしようと手探りの毎日が続く
次の3か月:生活パターンが安定してきて少し落ち着く

やっぱり新しい生活に慣れるまで、1年くらいは必要だなぁと思うのです。

英語

…についてはちょっと長くなりそうなので、以下の別記事にまとめました。

1年の総まとめ

ほぼ来年の自分が振り返るときのためにまとめたこの1年、どなたかの参考になれば幸いです…。

1年過ごして思ったけど、どの国に行こうとどんな事情で来ていようと、やっぱり引っ越して生きる場所を変えるのは大変。

最初の1年くらいの目標は、皆「家族全員心身を大事に」でいいと思う…何かを成そうとするのは生活が整ってからでも遅くない。

(赴任期間が短期だとわかっている場合はそうもいかないと思うのだけれど)

幸いなことにコロナの状況も少しずつ落ち着いてきたように見えるので、これから少しアクティブに活動できるといいなと思っています。