英国駐妻1年目の英語学習の経過



夫の赴任にともない、2010年10月より英国で暮らしています。

新型コロナウイルスの影響もあって、スーパーなどでは誰とも会話をしなくても不自由なく買い物ができます。

それでも、壊れやすい家の諸々を直してもらうにも、病院へ行くにも、英語は必要。

特にわが家は居住地の関係で、子どもたちはオールイングリッシュの学校に通わざるを得ず、当然親も英語でコミュニケーションをとる必要があります。

英語の勉強を…特別したいわけでは…正直…ないのですが…

学校のお知らせが読めない、子の宿題がわからない、ママ友の輪にも入れない、では、やはり不便なことも多く。

今後の駐妻生活がどうなるか、まるっきり見通しも立っていない(英国に何年いられるのか、次は日本なのか、はたまた別の国なのか…)ので、英国に来たこれを機会に英語をきっちりやっておこうと腹をくくったのであります。

以下の記事同様、ほぼ来年の自分用にまとめた学習経過ですが、何か参考になるものがあれば幸いです。

ざっくりした学習の経過

時系列でどのような学習をしていたか、経過をまとめてみました。

2020年10月~12月

とりあえず生活の立ち上げで精いっぱい。

英語? まずは運転がんばろっか

2021年1月~2月

新型コロナのせいで子どもの学校は休校…。

平日は毎日9時~15時で子どものオンライン授業に付き添う。

そのあとはどっちゃり渡される課題を手伝う。

英語の勉強? とりあえず子どもの課題を理解するので必死、かつ瀕死

2021年3月

やっと学校始まった…本当に本当に良かった(号泣)。

ヘロヘロしながら、まずは何をどうやって勉強するか考える。

新型コロナが未だに怖いのでリアル語学学校は除外。

オンライン英会話スクールをいくつか検討。

最終的にネイティブキャンプEnglish Liveに申し込む。

ネイティブキャンプ、たくさん教材があるので、まずはいろいろ試してみる。

月の前半は英語の学習方法を検討することに割いていたこともあり、月間学習総時間は54時間50分。

2021年4月

とにかく英語が口から出てこないので、ネイティブキャンプでカランメソッドを始める。

*カランメソッドについて詳しくは以下の記事↓をご参照ください。

日本からアルクの通信講座「TOEIC® LISTENING AND READING TEST 完全攻略800点コース」を送ってもらい、やり始める。

月間学習総時間は86時間50分。

勉強を始めたばかりということもあり、やる気がうかがえます。

2021年5月

カランメソッド、English Liveのグループ授業&E-learning、アルクのTOEIC対策が学習の中心。

ときどきPOLYGLOTSJapan Todayを読んだりしていたけど、習慣化には至らず。

月間学習総時間は78時間20分。まだこのあたりまではがんばっている。

2021年6月

English Live、集団授業にはありがちな悩みである「授業時間に対して自分の発言時間が短いこと」が気になり休会

ちょうどカランメソッドが難しくなりつつあったので、カランの復習に割く時間が増える。

月間学習総時間は65時間50分。順調に学習時間が減っている

2021年7月

ほぼカランメソッドとアルクのTOEIC対策しかやってない。さっそく勉強に飽きて参りました

月間学習総時間は60時間40分。やる気のない中では粘った方かもしれない。

2021年8月

アルクのTOEIC対策も嫌になって投げ出す

カランメソッドもお腹いっぱい感半端ない。

が、「せっかくここまでやったんだし」と、サンクコスト効果に背中を押されてカランをダラダラ続ける。

気休めにときどき英語日記を書いてみる

途中10日間ほど夏休みで留守にしていたこともあって、月の総学習時間は48時間10分。

2021年9月

お気に入りの先生が固定化されてきて、カランメソッドが少し楽しくなってくる。

学習時間を増やしたくてNumbersを英語・日本語字幕で観始める

英語どころか日本語字幕でも意味がわからないところが多数あるが気にしてはいけない。

子どもたちがようやく学校に慣れてきた感じがあり、学習に集中できる環境が整ってきた

そんなこんなで月の総学習時間は少し回復し、65時間になる。

2022年10月

アルクのTOEIC対策、採点受付終了日が10月末だと気づいて焦り、再度勉強し始める

とりあえず採点期限が近付いていたテストは全部終わらせた。残りの課題はボチボチやろう…。

テストコ学習経過画面

カランメソッドは、10月25日に第一目標だったstage10の終わりまでたどり着く

引き続きNumbersを観る。シーズン2に入った。

FBIの情報セキュリティどないなっとんねん、というツッコミで毎回心が忙しい。

10月13日にやり直し英語の総学習時間が500時間を突破。ちょっとうれしい。

月の総学習時間は87時間(10/29時点)。これが継続できるといいんだけどなぁ。

学習の成果

本当は出国前にTOEICを受けて、その後は半年~1年置きに定点観測で受けたいと思っていたのです。

が、新型コロナの流行で出国前は受けられず、その後は日本に帰れず(英国ではTOEICが受けられない)。

なのでいまいち信用に足るビフォーアフターがないのですが、まず、私が最後に受けた2009年のTOEICの点数は670点という結果でした。

2009年5月TOEIC結果

そこからほとんど勉強らしい勉強はせず10年ほどが過ぎ去り、英国でやり直し英語を始めた2021年3月29日に受けたEnglish Liveのレベル診断テストの判定は、R-47 L-59で中級の8。

中級の8というのは、CEFRだとB1レベルの真ん中、B1はTOEICスコア550-780、とのこと。

(English Liveのレベルについて詳しくはコチラ

なので2009年の結果からほぼ変動しておらず、英語学習を始める前の私の英語力はTOEIC650点前後だった、と思われます。

感覚的なものはこう。

  • ネイティブが言っていることはほっっっとんど聞き取れない
  • 言いたいことがあっても単語が出てこない
  • スタバの注文も緊張で震える
  • 学校からの手紙は即google翻訳
  • 相手が私を非ネイティブだと認識して、超ゆっくり話してくれるとなんとか会話が成立する

そこからおよそ8か月が経過。10月6日にアルクのTOEIC対策で模擬試験をやった結果がコチラ。

TOEIC800模試結果

10月28日の模擬試験の結果はこう。

TOEIC模試結果

自宅での模試なので鵜呑みにはできないけれど、少しはレベルが上がった…と思いたい。

感覚的なものをご参考までに。

  • 英語学習を始めた当初に比べると語彙は増えた実感がある
  • 事前に準備をしておけば、概ね言いたいことは伝えられる
    (ただし正しい文法ではない・自然な言い回しではない)
  • ネイティブと1対1で会話するときは20~50%くらい理解できている気がする
  • 学校からの手紙は、がんばって読めば概要は理解できる(でも面倒でついDeepLにかけちゃう)
  • ネイティブが複数人集まって話しているときはまるでついていけない

今後の目標

最後に今後の目標を。

ただし飽きっぽい根性無しなのですぐ目標変更するかもしれない。

Immediate goal

2022年6月の誕生日までに総学習時間1,000時間達成、を当面の目標にしています。

学習時間=英語の実力ではもちろんないんだけども、1つの目安にはなるかなと。切りもいいしね!

カランメソッドは、stage11, stage12、ビジネスカランを終えておきたいです。

Stretch goal

大学の授業についていける最低限のレベルがTOEIC900点、というお話をちょくちょくTwitterでも見かけるので、

  • 2022年6月にTOEIC900点を達成
  • 投資や市場についての講義をオンラインで受ける

のを少し高めの目標として掲げておきます。

FP2級を取得する程度にはお金の話が大好きなので、お金周りの勉強を英語でしたいな、とぼんやり考えています。

単発のオンライン講座を受けるのか、がっつり大学みたいなところの講義を取るのかは、来年の実力とやる気次第かな…。