おはようございます、昨夜はなぜかご機嫌ナナメの次女がグズグズと眠らず、自分が就寝したのは空も白み始める明け方になってしまった青海でございます。ね、眠い…。
目が「3」になりながら長女のお弁当を作っておりましたところ、めざましテレビの「ローラの休日」で、ローラさんが「ギー」を使ったオムライスを紹介されていました。
日本でギーという単語を聞くとは珍しい、とTVに見入っておりましたが、スタジオの皆さんが「ギーってどこで買えるんでしょうね?」と話していたところをみると、日本では全然知名度が低いのでしょうね。
せっかくだし、たまにはインドネタも書いておこうということで、今日はトレンドに敏感なローラさんも使っていた、美容と健康にも良いらしいインドのギーについて紹介しようと思います!
ギーって何?
ギーはインドなどで古くから利用されているバターオイルです。無塩バターから水分やたんぱく質などを除いたもので、精製バターとも呼ばれます。常温で保存ができ、ココナッツオイルのように温度が低くなるとクリーム状になります。匂いはバターの匂いをもっと強めたような感じで、香ばしいといえば香ばしく、バター臭いといえばバター臭い、少し主張のある匂いです。
我が家でもインドからお持ち帰りしてきたギーをまだ使っています。
ギーはバターを精製して作るため、インドでも比較的高価な調味料です(ピンキリありますが)。私が買ったこちらのオーガニックギーは500g入って495ルピー(日本円で800円くらい)です。
使いかけで恐縮ですが中はこんな感じ。
外気温が低くなってきたので、下の方にクリーム状になって沈殿しています。
ギーのどこが素晴らしいのか?
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダ(日本ではエステやスパのイメージが強いですが、インドでは医学として扱われています)では、純度が高いものほど生命力があると信じられていて、その人の体質や体調に応じてギーをよく摂るようにと指導されることがあります。ギーを摂取することで、免疫機能が高まり、消化力を高めるとされています。アーユルヴェーダでは目の疲労回復に良いということで、目に直接ギーをのせるという施術もあります(小麦粉粘土で目の周りに土手を作り、開けた目に直接温めたギーを注ぎ込むという…。初めて聞いた時はたまげました)インドでギーを買った時、店員のお姉さんは「食べれば疲労回復にも良いし、肌にぬるとツヤツヤになるし、あとはうーんと…とにかく何にでも良い万能オイルなのよ!」と笑顔で説明してくれました。うん、インドらしい、なんてざっくりした説明!
ギーの使い方
私自身は効能を期待してというより、常温保存できる手軽さとその独特な風味が気に入って使っているのですが、おおむねバターと同じような使い方をしています。パンに塗ったり、お菓子作りの時に使ったり、バター炒めをギー炒めにしたりという感じです。バターを使うよりも濃い風味があり、少量でも満足感があるので、ダイエットにも向いている調味料だと思います。また眠る前ホットミルクにひとさじギーを入れて飲むと、普通のミルクよりこくが出てお腹もちょうど良い感じに満ちたりて眠くなりますし、オイルなので便秘解消にも効果がありそうです。
また私は乾燥肌の次女にうすく塗ったりもしています。次女は薬を塗るともれなく舐めようとするので、ギーなら食用だし舐めても安心ということで重宝しています。先日ギーを塗ったあとに長女が次女を抱っこしていたのですが、「うーたん(次女)からおいしそうな匂いがする…おなかすいてきた」と言っていました(*´ω`*)
ギーはどこで買えるの?
日本ではまだあまりメジャーではないせいか、取り扱いのあるお店は少ないみたいですね。AmazonではAmul(インド大手の乳製品を取り扱う会社です)のピュアギーが購入できるようなので、ご興味ある方はこちらから購入されてみてはいかがでしょうか。
輸入品になってしまうのでお値段が少々高く感じますが、1Lと結構量がある上、長期保存できるので使い勝手があると思います。
インドならもっと安く買えるでしょうから、どなたか身近に行かれる方がいる場合は頼んでみてください。大き目のスーパーならオーガニックで質のいいギーが手に入りますよ。
ギーにもブームが来るかしら
ローラさんは発売されたレシピ本の中でもギーを紹介されているそうで、
ココナッツオイルのようにギーのブームが来るかしら?とちょっと期待しています。そしたら輸入されたギーを見ながら「本場インドではねぇ…」とそれらしいウンチクを友達に並べ立ててみようかな( *´艸`)