めでたく今年の4月で小学校1年生になった長女。いよいよ「お勉強」が始まる年齢になりました。
自分が小学校1年生だった時なんて、学校が終わったと思いきや自宅にランドセルを放り投げて、あとはひたすら暗くなるまで公園やら近所の空き地やらで遊びくるっていた思い出しかないわけですが、なんか最近はそうでもないらしい。
英語は必修、プログラミングも必修、読書も大事だし、コミュ力も大事。算数が苦手にならないように計算力もつけて、ダンスも踊って…と求められるスキルが私が子どもだったころよりずいぶん増えているようです。
「我が子が落ちこぼれたらどうしましょう」という親の不安にこたえるべく、小学生の自宅学習プログラムも進化を遂げています。わが家では「こどもちゃれんじ」から引き続き、進研ゼミの小学講座を受けているので、今回はその感想などもふまえて内容をご紹介します!
Contents
進研ゼミ小学講座とは
進研ゼミ小学講座は、教科書対応の自宅学習プログラムです。1年生の講座は、専用のタブレット、もしくは個人所有のタブレットなどで受講できる教材を使って勉強ができます。紙のテキストのみにもできます。
1年生の科目は基本的に国語と算数です。受講費は支払い方法などによって異なりますが、1ヶ月2,705円~3,637円です。専用タブレットは14,800円ですが、2017年4月25日までの申し込みであれば最短2か月受講すれば無料、キャンペーン終了後も6か月以上受講する場合は無料です。
講座内容
開始月によってセット内容が多少異なりますが、4月にはチャレンジタッチでできる国語と算数の問題、テストばっちり問題集(テスト前などに利用できる冊子問題集)、パワーアップドリル(応用問題用の問題集)、赤ペン先生の問題(添削してもらえる)など、充実した内容でした。
チャレンジタッチの問題は、国語・算数共に14回分入っているので、平日1日2回を目安に取り組み、終わったら紙のドリルの方を進めるというのが推奨ペースのようです。長女の様子を見ていると、1日の課題をこなすのに必要な時間は1回につき5分~15分くらい。
チャレンジタッチってどうよ?
私もチャレンジで育ったのですが、今はいろいろ変化しすぎていてびっくりでした…!
親がまるつけをしなくていい
チャレンジタッチでは、子どもが問題を解くと自動でまるつけしてもらえます。親は超ラク。
小学1年生なのでひらがなの書きとりなんかもあるわけですが、この判定がけっこう厳しい!ちょっとでもお手本からずれていると満点になりません。「なんで満点にならないの~(>_<)」と長女はうらめしそうでしたが、何度も何度も矯正されるせいか、以前よりもひらがながキレイに書けるようになりました。
親がつい面倒で(あかん)スルーしがちな書き順も、厳しく「順番をよく見てね!」と注意してくださいます。親がいらない…すばらしい…。
親が「やりなさい!」って言わなくていい
チャレンジタッチに「コラショタイム」というものを設定しておくと、タブレットが時間になるとアラームを鳴らしてくれて「勉強しよう!」と誘ってくれます。小学1年生、まだまだ素直な年齢の長女は「あ!時間だ!」ときまじめに反応して勉強をしていました。
その上タブレットが「1日2回やるのがおすすめ!」「今日おすすめの講座はこれ!」などと上手に勧誘してくれるので、親が「今日はここからここまでやんなさい!」と言う必要がありません。親がいらな(以下省略)
どこまでやったのかお知らせメールがもらえる
子どもがどこまで勉強を進めたのか、親のメールにお知らせを届けてもらえます。親がそばについていなくても、勝手に学習が進みます。なんてすばらしい。
親とメールができる
長女がはまったのは、この親とメールができる機能。決まった宛先に、タブレットで絵を描いたりしてメールを送ることができます。
子どもがメールを送ると、親にこういったメールが届いて、記載のURLから返信することもできます。あ、親でなくとも、メールアドレスがあればおじいちゃんおばあちゃんなど、好きな方へ送れます。
子どもがもう少し大きくなって、親が留守中一人で家に帰ってきた時などに、親に「帰ってきたよ」メールが送れるので便利だなーと思いました。キーボードが使えない子どもも、ペン書きやスタンプでメッセージが送れるのが良いですね。
ゲーム感覚で取り組める
タブレットの教材はどれも良くできていて、ゲーム感覚で飽きさせないように作られています。もくもくとテキストに向かい合うのは嫌でも、こういったお楽しみ要素が多いものなら、続く子も多いのではないでしょうか。
わが家の長女も、毎日熱心に取り組んで、月半ばにして課題を終えていました(;´∀`)
進研ゼミって簡単なんでしょ?
「こどもちゃれんじ」は絶大な普及力を持っていたわけですが、小学講座になると周りではがくっと受講者が減りました。その理由を聞くと、「進研ゼミって簡単だから、物足りない」という意見が多数。
私の時代も、「進研ゼミをやるのは普通の子、Z会をやるのは優秀な子」みたいなイメージがありましたが、今もうっすらそんな感じがある模様。長女のお友達の中には、難関校受験を得意とするSAPIXメソッドを使ったピグマキッズくらぶに移行したり、他の通信講座を飛び級していたり、すぱっと通信講座はやめて公文に行ったりし始めている子が増えました。
私もどういう方法が長女に合っているか悩んだのですが、長女がとっても進研ゼミになじんでいるので、通常講座にオプションの「考える力・プラス講座」を申し込んでみることにしました。
考える力・プラス講座とは
考える力・プラス講座は、通常コースにつけられるオプション講座のひとつで、その名前の通り「考える力」を伸ばす教材です。受講費は追加で月2,359円~2,484円です。
教科は国語・算数に加えて理科・社会が入ります。考える力・プラス講座用の赤ペン先生の問題と、体験クラフト、それから4月には作文のテキストもついていました。
やっぱり食いつきが良かったのはクラフト体験。でこぼこした飛行機の背中をこすると、前につけたプロペラが回るのですが、それについて「なんでかな?違う方法を試したらどうなるかな?」という問題が出ます。おお、いかにも考える問題っぽい。
国語の問題はこんな感じ。1つしかない答えを求めるというよりは、自分で解答を作り出すという問題設定になっています。
親としてはつまづいて欲しくない算数。先取りをして計算方法などを学ぶのではなく、今学習してわかっていることを駆使して、応用問題に取り組ませる感じの問題。
個人的には先取り学習をし過ぎても、どうせどこかで回りと横並びになると思っている方なので、「今ある知識を使って深い問題に取り組む」というこの課題の姿勢がすごく気に入りました。
社会って歴史を覚えるみたいなイメージしかなかったので、小学校の社会ってどんなだったっけ…と思っていたら、道徳のような国語の読み取り問題のような数学の論理問題のような感じの課題が出ていました。総合力が必要そうでこれもけっこうおもしろい。
それから「じぶんづくり」という課題が数ページだけついていて、自己表現力を鍛えられるような内容になっていました。プレゼンテーション力とか、アクティブラーニングとかを見すえた学習課題でしょうか。
各科目が2~4項目ほどあり、こちらは考える問題も多いので、長女は1項目に15分くらいはかかっていました。
考える力・プラスの良いところイマイチなところ
先取りしていろいろなことを早くできるようになるよりは、「今持っている力をどうにか使って課題に立ち向かう」力の方を鍛えて欲しいと思っていたので、そういう意味ではこのオプション講座はぴったりだったと思います。
チャレンジタッチの課題に比べると、時間も頭も使うので子どもが嫌がるかなと思いましたが、「同じ進研ゼミ」というくくりの中にあるからか、拒否反応も少ないようです。
残念なのは、これは紙のテキストなので、親がみてあげる必要があります。まるつけはともかく、タブレット上で解答できるだけでも「ゲームっぽい楽しさ」を子どもは感じられると思うので、そこがちょっと残念。
また、通常講座とオプション講座で月額5,000円程度になるのがちょっと高いかなぁ、と感じないでもないですが、今のところ塾に通わせる予定も、これ以外のドリルなどを買う予定もないので、許容範囲かなと思っています。
【結論】学校の授業で必要な勉強のサポートは、進研ゼミで十分!
始まって半月ですが、進研ゼミの教材はよくできていますし、タブレットの楽しみもあるので、1年間楽しく続けられそうです。基本的に学校の授業で行われていることを教えてくれるので、予習・復習用としても十分機能しそうです。
受験などが視野に入ってくると、やっぱり塾に行かなくちゃとなるのかもしれませんが、低学年の間は進研ゼミをやっていれば十分かなぁと今のところは考えています。
勉強そのものというよりは、机に向かって勉強する習慣などを作るのが大事な1年生の時期。遊び感覚で取り組める進研ゼミはとてもおすすめなので、気になる方はぜひ資料請求をしてみてくださいね。