育児って辛くないですか。子どもを産んでも想像していたような「きゃー!我が子かわいい!かわいい!この子のためならなんだって私できちゃう!」という母性の出なかった青海は、こんな母では子がかわいそうだと様々な育児書を手に取ってみたのですが、「この対応が正しいという根拠はどこだ検証はしたのか」「それができれば苦労しない」「こんなキラキラママになれなくて本当スミマセン」ってなもんで、逆に落ち込む羽目になっておりました。
そんな折に出会ったのが七つの習慣という本。
日本では2005年くらいにちょっと流行ったビジネス書ですが、最近になって私は初めて読みました。ビジネスのみならず、家族関係とか人生哲学にも言及していて、諸々深い。(私のこの感想では深さが伝わらない。)
家族関係についての記述で私が個人的に深く反省させられたのは、「子どもに自分はこうだったからこうしなさい、というアドバイスをしてはダメ」ということ。子どもにしてみれば「そりゃお母さんはそうだったかもしれないけど私は違う人格でんがな、お母さん自身の話じゃなくて私の話を聞いてちょうだい」なわけで、言われてみればそうだなぁと納得。多用していたのを努めて止めることにしました。それでも時々言っちゃうけど(´・ω・`)
自分自身のことで心に留まったのは、「反応は選べる」という点。子どもにイライラしていたとしても、「イライラした態度をとる」のか「冷静に対応する」のか、どういう態度を示すのかは自分の意志で選択できるということ。ムカっとしたから怒る、という単純な反射に流されないようにすること。それが真の自立と言えること。子どもに自分の気分次第で怒ったり八つ当たりしてしまう自分をダメな人間だと思っていたけれど、著者のスティーブン・R・コヴィーは「要は態度を選び取る練習をしているかいないかの問題だけ」というようなことを(私の理解力によると)書いていて、自分の人格批判から逃れることができた気がします。
七つの習慣は他にも漫画版とか家族版も出ていてとっつきやすいと思うので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。