私が利用した病児保育可能なベビーシッター派遣会社



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明日は大事な商談があって絶対会社は休めない…旦那も繁忙期で全然頼りにならない…そんな時に限って子どもが熱を出す。共働き家庭にはあるあるの出来事ではないでしょうか。ちなみに青海は会社員時代、子どもが体調を崩すとどっちが会社を休むかで毎回旦那と大ゲンカしておりました。仕事も家族も大事にしたいのは山々ですが、現在のような核家族では物理的に手が足りない

というわけで、青海はどんなサービスを使って子どもの体調不良を乗り越えているか、ご参考までにまとめてみたいと思います。

病児保育が可能な保育園もございますが

近所に病児の受け入れが可能な保育園があれば、そちらを利用するのが最も安心感があり、お値段的にも安いと思うのですが、いくつか問題がありまして。。

近くにないと利用は厳しい

まだまだ病児保育が可能な園は少なく、近所に預かり保育をしている園がない場合があります。私も会社員時代、2駅先にある病児保育可の保育園の利用登録をしていましたが、一度雨の中、熱の出ている子どもを抱っこ紐で抱え、保育に必要な巨大な荷物(オムツやらお昼寝タオルやら)を左肩にかけ、会社の会議で使うパソコンを右肩にかけて保育園の送迎をすることになり、すっかり疲れ果てました。。

預けられるかどうか当日までわからない

園によってシステムが異なると思いますが、私が利用していた園は、あらかじめ利用したい日をインターネットで登録し、当日申し込んだ順番に、預かりが必要かどうかを園が各家庭に確認していくというものでした。1日に数人しか預かり枠がないため、大体がキャンセル待ちのステータスで申し込むことになります。自分より先に申し込んでいた人がキャンセルをするかどうかは当日にならないとわからないため、預かってもらえるかどうか当日の朝ハラハラしながら待っていました(朝重要な会議なんか入っていた日にゃ親の胃がキリキリ痛み始めます)。またこれも園によって規定が異なるかと思いますが、その園では当日に37.5度以上の熱がないと利用できないという決まりでしたので、当日の朝熱は37.5度以下になっているが、母の勘では午後には再度上がりそうだし、その時保育園から迎えに来てと言われても無理、みたいな微妙な時は、病児保育園では規定上預かってもらえないので、路頭に迷うわけです。

そもそも病児保育に入れてでも仕事に行かねばならない理由があるから利用するわけで、「預かってもらえるかどうかわからない」という不確定な状態が一番困るのです。明日は病児保育に入れられるかもしれない、でも熱が下がって保育園に行けるかもしれない、でも保育園に行ってもまた熱を出すかもしれない…と朝気をもむくらいなら、熱が下がろうと上がろうと確実に預かってもらえるシッターさんの方が楽でいい、と途中から私はシッターさんを頼む方法に切り替えました。

フローレンス

私が最初に登録したのは病児保育を行っている認定NPO法人のフローレンスです。

当日の朝8時までに依頼をすれば100%シッターさんを派遣してくれる、というのがフローレンスに入会する最大のメリットだと思います。「昨日の夜はあんなに元気だったじゃん…」も育児あるあるなので、朝発熱に気が付いても対応してくれるのは本当にありがたかったです。また病院の受診代行もして頂けるので、「子どもを連れて病院に行く時間さえない」という方にもおすすめです。

フローレンスは「シッター1時間いくら」という料金体系ではないので、その点に注意が必要です。まず入会にあたり、希望者が多ければ抽選になります。フローレンスの利用を考えている場合は、保育園が決まったらなるべく早めに登録を済ませておくのが良いと思います。入会金が20,000円(税抜)、月会費が子どもの年齢に応じて7,800円(税抜)〜8,300円(税抜)かかります。この月会費には一回分の保育料(8:00〜18:30の間で9時間以内)が含まれているので、その月の最初の保育にはこの時間内の利用であれば追加料金はかかりません。指定の時間外、あるいは二回目以降の利用には2,000円/1時間(税抜)がかかります。また、月会費は利用頻度によって増減し、利用回数が多ければ高くなり、少なければ安くなります。自動車保険のようなシステムですかね。

長女はありがたいことにあまり熱を出すことも多くなく、長期間自宅待機になる感染症にかかることもなく保育園時代を過ごしましたが、やはり間が悪く「明日は親が双方休めない」といった日に体調を崩すことが何度かありました。そんな時に必ずベビーシッターを派遣してくれるフローレンスはお守りのような存在でもありました。また保育スタッフの方も皆さん素晴らしい方ばかりで、いつも安心して預けることができました。

難点はやはり入会に抽選が必要なことと、月会費がかかることでしょうか。保育園2年目や3年目になり、子どもの体が丈夫になってくるまでは、特に心強いサービスだと思います。

ハニークローバー

主人の海外駐在が始まった時、私は仕事の関係もあって半年ほど日本に残っていました。立派なワンオペ育児ママだったわけですが、この時期は無理せず必要に応じてベビーシッターさんを積極的に利用するよう心がけていました。仕事に育児に赴任の準備にと目が回るような忙しさでしたので。。

その時スポットで利用していたのがハニークローバーさんです。こちらはサービスプランが豊富で、通常保育のほかに、病児保育、外国語保育にも対応しています。病児保育や外国語保育でも通常保育と値段は変わりません。一度、夕方に翌日の病児保育が可能かどうか尋ねたことがありますが、その時はすぐにシッターさんを手配して頂けました。10時間パックという料金プランがあり、8:00~21:00の間の連続10時間で一般会員は21,000円です。月曜日~土曜日(8:00~21:00)の通常料金は、一般会員で30分1,170円です。

また海外駐在前だったので、娘にも英語に慣れて欲しいと外国人シッターさんを頼んだことがありますが、日本人の旦那さんを持つマレーシアの方が来てくださり、娘にとても良くしてくれました。食器洗いや部屋の整理整頓など、簡単な家事まで終わらせておいてくださったので、しみじみありがかたかったです。

キッズライン

こちらはシッター派遣会社ではなく、キッズラインに登録されているシッターさんを探して、サイト上から依頼できるというサービスです。似たようなマッチングサービスでスマートシッターというサービスがありますが、こちらは現在病児保育の対応はしていないようです。

シッターさんによって対応できる年齢や人数が異なり、病児保育も可能な方とNGの方とがいらっしゃいます。登録料や月額料がかからず、1時間1,000円~2,000円くらいで来てくださる方が多いので、良いシッターさんと巡り合えると、シッター会社から派遣して頂くよりはずいぶん安くお願いできることになります。私は大学生の若い方にお願いしましたが、しっかりと対応して頂きました。会社から派遣されるシッターさんではない分、自分に合うシッターさんを見つけて信頼関係を築けることが大事だと思うので、いきなり病児保育で初めて預けるというよりは、機会を設けて一度お試しで預けてみて、いざという時には力になってもらえるよう双方慣れておくような形だとより安心だと思います。

備えあれば憂いなし。危機管理上手で頼り上手なママになろう

「今このタイミングか…くっ…!」という時に体調を崩すのが子どもというものでして、その時になって慌てないよう、いろんな手段をあらかじめ講じておくことが大事かと思います。「体調の悪い子どもを預けてまで、自分は働く意味あるのかな」と、もしかすると罪悪感を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、働く意味は大いにあるので胸張って仕事をしてほしいと思います。休んで子どもの面倒を見られるのならそれに越したことはないのでしょうが、仕事をしているプロの人間である以上、どうしても穴を開けられないという場面はつきものです。どうしようもない時は、無理せずひとの手を借りるようにしましょう。きっとそれが、育児の負担につぶされず、良いワークライフバランスを維持していく要になると思います。