*こちらの記事は、旧サイト「みんなの和装オンライン」からの移管記事となります。
管理人はほぼ毎日着物で生活しているため、着物のまま家事をしています。
着物というと、今はお出かけ着としてお召しになる方が大半かと思いますが、「普段着としての着物」や「働く着物」も広まって欲しい!
この熱い(暑苦しい)気持ちを届けるべく、私が着物で家事をするときに利用しているオススメのアイテムをご紹介します。
Contents
洗える着物
何はなくとも家事には洗える着物が必須です。
正絹のお着物は本当に素敵なんですけども、やっぱり(気軽に)洗えないお着物ですと、家事がしにくいかなと思うわけです。(特に私、注意力散漫でしょっちゅう服を汚すもので…)
なので、家事の際には洗える着物(ポリエステル・木綿・ウールなど)を着ておきましょう!
デニム着物も汚れを気にせず動けるのでオススメです。
エプロンはどうする?
さて洗える着物を用意したら、次はエプロンが必要です。
私は主に次の2パターンの家事スタイルでやっています。
たすき&ショートエプロン
たすきをかける
まずは袂(袖の下の垂れた部分)が汚れないように、たすきをかけます。
たすきは腰紐を使ってもいいですし(こんな可愛い柄の腰紐もあります!)、
好きな布で自作することもできます。私も余っていた布を大体幅5cm、長さ200cmくらい(このへんはかなり適当)になるように縫い合わせて作っています。
たすきがけの仕方
たすきがけの方法については、すなお先生のこちらの動画がわかりやすいです。
ショートエプロンをつける
腰部分はショートエプロン(カフェエプロン、ギャルソンエプロン)で守ります。
個人的には丈が長めの方が安心感がありますが、このあたりはお好みで。
帯を守るようにエプロンを巻きます。
帯は高価で洗いにくいものが多いからですが、エプロンの上から帯の柄がチラっと見える方が可愛いような気もいたします。このあたりもお好みの加減でどうぞ。
特に夏の暑い時期には、このたすき+ショートエプロンタイプがオススメです。
割烹着
さて、私の熱い割烹着愛を語るときが来ました。
割烹着…いいですよね…。こう、なんというか、割烹着にしかないロマンというものがあります。あの、着用するときに首の後ろで紐をくくるしぐさといい、着用時の丸っぽいフォルムといい、カバー力がめちゃくちゃ高いのに見えているうなじ部分の色っぽさが際立つところといい、着たままつい外に出てしまったときの消せない生活感というものが(以下自粛)
気色悪すぎて仲良くしてくれる方がいなくなってしまいそうなので、語りはこのへんにして私のお気に入りの割烹着をご紹介しますね。
王道の白割烹着
割烹着といえばコレ!なイメージではないでしょうか。いわゆるフネさんスタイルです。
私もこちらの和装120cmを愛用中です。個人的には、自分が着用するとフネさんというより、小学校にいた給食のおばちゃんたちを思い出します…。
お値段がお手頃なのもありがたいです。
オシャレな割烹着
「白割烹着はいかにも過ぎて、玄関先に出るのがちょっと恥ずかしいわ」という奥ゆかしい方にオススメなのが、オシャレな和装用割烹着です。
私が愛用しているのは、たゆたふさんのこちらの2枚!
着用イメージはこんな感じ。
お袖も前面もがっつり守られる安心感があり、かつ色やデザインも可愛いので、急に宅配便のお兄さんが来ても安心です。
あと袖が絞られるためか、割烹着を着るとかなり暖かいです。冬場はもはや防寒着代わりに着ていることがあります。
ちなみにご紹介した2つの割烹着の違いなんですが、上の方がシャリっとしたやや固めの生地、下の方がやわらかめの生地でした。
着物で家事は難しくない
「着物で家事してるの!?」と驚かれることが結構多いのですが、たすきがけしたり割烹着を着てしまえば、洋服を着ているときとさほど変わらず動けます。
(ズボラな私、洋装のときはエプロンなどせずに家事をしていましたので、常にエプロンなり割烹着なりを着るようになった今の方が清潔かもしれませぬ)
お出かけ着だけが着物にあらず。
ぜひ「なんでもない日」にも着物を着て、着物de家事を楽しんでみてください!