YouTubeで問題になっているエルサゲート動画とは
私もそうですが、空き時間などに子どもにYouTube視聴を許しているご家庭は少なくないかと思います。
ただ、最近うんざりするようなニュースが出てきました。それがエルサゲート問題です。
【子供が標的 エルサゲート問題】一見かわいらしい作品が突然残酷な内容に変わる「エルサゲート」と呼ばれる悪質な動画が、子育て中の親の間で問題に。子どもの心的外傷(トラウマ)になる可能性もあり、注意を呼びかけ。 https://t.co/AyTit4mqWz
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年1月29日
エルサは何も悪くないのですが、簡単にいうと次のような動画がYouTubeの関連動画に出てきてしまい、子どもが悪気なくそれを見てしまう可能性があるということです。
エルサゲート動画の特徴
・子ども向けのキャラクターなどを使い、子ども用コンテンツを装う
・コンテンツ内に暴力やアダルトの要素を入れこんでいる
・海外動画だとディズニーキャラクターが使われていることも多い
・日本でもアンパンマンやしまじろう、ドラえもんなどを使ったエルサゲート動画がある
・タイトルが「色を学ぶ」とか、幼児教育動画っぽくなってることも
YouTube側も対応はしてくれているようなのですが、こういうのはイタチごっこなので。。
エルサゲート動画が作られる背景
こういった動画が出回る理由の1つとしては、視聴回収に応じて配信者に広告収入が入るということがあげられます。有名なキャラクターを利用すればそれだけアクセス数も伸びますし、子どもはエログロ系映像を見入る傾向があります(たぶん、見たいというより目が離せなくなるのだと思います)。
もう1つは単純な悪意でしょうね…。個人的には別にエログロ動画を作ってネットにアップすること自体が悪いとは思いませんが、それはそういう趣味嗜好の方が集まるクローズドな空間でやっていただきたい。
エルサゲートを回避するには
YouTube Kidsみたいなアプリを使えばいいのだろうか、としばらく使ってはみたものの、やっぱり「エログロまではいかんけど、これはちょっと…」ていう動画が混ざるようです。
わが家はけっこうなYouTube愛用者だったと思うのですが、最近はあきらめて、Amazonプライムビデオを利用するようになりました。
ただ、YouTubeに慣れている子だとザッピングする癖がついていて、コンテンツを最初から最後までじっと見られない傾向があるようで。YouTube育児の弊害が出てますね、反省をしてます。。
YouTube慣れしちゃった子は、YouTubeっぽい動画を最初に見せてあげると、わりとAmazonプライムのような動画コンテンツになじみやすいようです。うちの次女はBlippiをよく観ています。お兄さんがオモチャとかで遊んでいるだけ(だけということもないが)なのですが、一本10分程度で、ほどよいチープ感が良い模様。
悪意ある大人の害に子どもをさらさないために
YouTubeという便利なサービスに罪はないんですよね…ダメな使い方をする大人がどうしようもないだけで。
子どもに害悪をばらまける大人がいるのは悲しいことですが、親はその害悪から子どもを守ってあげる必要があります。
おそらくYouTubeがどんなにがんばったとしても、全ての悪意ある動画をはじくのは不可能でしょうから、今後わが家はYouTubeを子どもに見せるのは(少なくとも子どもだけの場合は)止めようと思っています。リテラシーがついてある程度自分で判断ができるようになったら、使い方を教えようかな。
インターネットは大好きなんですが、こういう「悪意ある大人」が世の中にはたくさんいるのだということを、幼いときから子どもに教えなければならなくなったことは残念というか、「大人を信頼しなさい」とは絶対言えなくなってしまったなぁ、と悲しくもなるのでした。
どうぞ同じような立場のパパ・ママは、子どものYouTube視聴には十分気を付けて!