忙しくたって習い事をしたい…。そうだ、ママサークルを始めよう!



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育児。そうそれは終わりなきタスクとの闘いです(急にどうした)。片づけても片づけても引きずり出されるオモチャの山、オムツを変えても変えても出てくるウンチ、こぼされるご飯、破られる本。賽の河原で石を積んでたってもうちょっとどうにかなるんじゃないのと誰かに文句を言いたくなる、そんな毎日を送っております、青海です。僕の我慢がいつか身を結び果てない闇(闇まではいかないが)がちゃんと終わりますように、と一青窈先生にすがらずにはおられません。

そんな毎日にホットな刺激、ママサークル

家事育児にただただ追われるだけの毎日ではつまらない、けれど子どもを預けてアクティブに習い事をするには、時間もお金も十分にない。そんな時にオススメなのが、ママたちの特技を活かしてママサークルを立ち上げることです。昨今のママさんは、かつて勤めていた仕事の技術があったり、プロ顔負けの趣味を持っていたりと、多彩な方が増えています。その力を埋もれさせているのはもったいない。自分自身が教える立場になってもいいですし、技術のあるママ友さんに声をかけて教室を開いてもらうのもいいと思います。

長女が通っている幼稚園ではいくつかのママサークルがあり、私もヨガサークルに通わせてもらっています。今朝も行ってきましたが、無理にブリッジをしようとして肩を痛めるという体たらく。。くそう、いつかムキムキマッチョボディのBBA(ババア)になってやるからな…。

ママサークルの利点

まず開催する側からすると、習いに来る方は基本的に同じ児童館や幼稚園で顔を合わせている人ばかりなので、気楽に始めることができます。教える側と生徒という形でなく、同じ趣味を持つ者同士で楽しむサークルという立て付けであれば、主催者の技術がプロ級である必要もありません。また基本的には似たようなスケジュールで動いている仲間の間で開催するため、幼稚園でイベントある時はお休みなど、開催日を柔軟に変更しやすいという良さがあります。

また習いに行く側としても、慣れ親しんだママ友と連れたって通うことができるので、習い始めのハードルが下がります。また、ママサークルは基本的に近隣で開催されることが多いため、習い事へ通う時間のロスを少なくすることができます。

開催する側・される側双方に、児童館や幼稚園に行くだけではあまり話す機会のなかった人たちと知り合えるという利点もあります。私もママサークルで、普段はあまり関わることのない他学年のお母さんたちと仲良くなることができ、お友達の幅が広がりました。

ママサークルの始め方

人を集める

まずはサークルに興味のある人たちに声をかけてみましょう。慣れるまではオープンに人を募集せず、仲良し数人でやってみてもいいと思います。講師役と運営役が同じ人だと大変という場合には、協力してくれそうな方数人で役割を分けてもいいですね。もっと人数を増やせそうだと思ったら、「こんなサークルやってるよ、興味ある人がいたら教えてね」と回りの人に声をかけてみましょう。

人数が増えてきて日程調整や伝達方法の統一の必要が出てきたら、無料サービスを利用して効率的に運営をしましょう。出欠確認には調整さん、伝達事項があるときはLINEのグループ機能(複数のメンバーに同時に連絡ができる)が便利だと思います。

■調整さん

■LINE グループについて

場所を決める

自宅以外の場所が必要な場合は、サークルのメンバーが集まることのできる場所を決めましょう。借りることのできるスペースとしては、

・公民館
・集会所(社宅、公共住宅、URなどに設置されていることがあります)
・パーティルーム(大規模マンションなどにある場合があります)
・レンタルスペース

以上のようなものがあります。近所に利用できるスペースがないか探してみましょう。レンタルスペースを探す時はこちらのスペースマーケットさんが便利です。

値段を決める

あくまでも「サークル活動」であって教室ではないので、場所代+実費(+講師役と運営役などサークルの中心になっている方々のお菓子代くらい)を参加者の人数で割ったものが、サークル参加に必要となる基本的な料金になると思います。講師役の人のスキルに応じていくらか追加でお金を払うのは問題ないのですが、通常の習い事と同様程度の料金を払う必要が出てきてしまうと、サークル活動というよりは一般的な教室運営になってしまうので、立て付けを間違わないようにしましょう。個人的には、何かトラブルがあってその後のママ友関係に支障が出るようなことがあっては困るので、ママ友の間での営業活動(この場合は教室運営)はオススメしません。教室運営をしたい場合には、ママ友を誘うのではなく広く集客を行いましょう。

押し付けず、押し付けられず、互いに自由に楽しむ

「ママ友の間でサークルを作ってる?まぁなんて怖い」となぜか知人に言われたりしますが、私自身は以前住んでいた地域でも、海外でも、今住んでいる場所でも、ボスママがいるとか陰湿なイジメがあるっていう、メディアでよく報道されるような「恐怖のママ友関係」には巻き込まれたことがありません。誰とでも話をするし、ちょっと話が合わないかなーと思う人がいても会えば適当に合わせるし、仲良くなったママ友とは個人的に連絡を取り合って遊ぶし、と、そんなごく普通の関係性のところが大半なんじゃないでしょうか。母親同士が毎日のように顔を合わせるのは、子どもが乳幼児の間だけです。その機会を活かして、近所で末永く仲良くできるような趣味仲間を作るのはいかがでしょうか。