そうだ、フリーランスライターの名刺を作ろう



細々とライター業を続けさせて頂いて1年近くがたち、「ライターでございます」と名乗って人にお会いする機会が出てきました。

当初は、人にお会いするといっても毎週誰かに会うわけでなし、大体1対1で会うことが多いのだから、わざわざ名刺をお渡しするほどでもないかと思っていたのですが、やっぱり何かこう、名刺を頂くだけというのはどうもおさまりが悪い……。

そんなわけで、ちょいと名刺を作ってみることにしました。

フリーランスの名刺はどうやって作る?

会社員時代は、当然会社指定のフォーマットのものが配布されていたので、いろいろ考えずに済んだわけですが、フリーランスの場合はデザインから自分で選ばなければならないので、楽しい反面、少々手間もかかります。

ライターという職業なので、ものすごくポップな感じでも、ごくごくスタンダードなスタイルでも、どちらに振っても許されそうな気がしましたが、個人的には「ふわっとしている職業なので、どちらかといえば色は控えめでシックな感じに」と思っていました。

とはいえ遊び心ゼロじゃおもしろくないし、とウンウンうなりながら、いろいろな名刺会社さんの規定フォーマットを見ていたのですが、なかなかしっくりくるものがない。イチからデザインする方法もありますが、Photoshopは「触ったことがあります」レベルだし、大してセンスもないし……と悩んでいたところ、こんなものを見つけました。

そうだ、ラベル屋さんでつくろう


※画像は「ラベル屋さん.com」よりお借りしました

ラベル屋さんでは、自宅プリントで名刺が作れる無料のソフトウェアを配布しています。年賀はがきを作るくらいの感覚で、直観的に自分好みのデザインを作っていくことができます。

実際の作成画面はこんな感じ。

デザインテンプレートから選んでもいいし、自分で画像を持ってきてもいいし、フォントも選べるので、いろいろとカスタマイズできます。

またラベル屋さんが販売している名刺用紙を使う場合は、その用紙を選択すれば印刷スタイルも整えてくれるので非常に楽です。

ラベル屋さんは名刺用紙も豊富なので、紙質にこだわりがある方にもおすすめです。私は会社員時代にちょっと憧れていた、透明フィルムを使うことにしました。


エーワン マルチカード 名刺 透明ツヤ消しフィルム 30枚分 51181

自宅でプリントするのも悪くはない、のだが

用紙の形にそって印刷できるよう、多少プリンターの調整に手間取った程度で、自宅の1万円をきる安いプリンターでもキレイに印刷はできたのですが、ちょっと気になることがありました。紙の仕様上、ミシン目にそって切り取る形式のため、どうしてもミシン目のざらつきが残ってしまうのです。

渡された方は気にしない程度の些末なことだと思うのですが、どうも「素人っぽさ」をこのミシン目から感じてしまい納得がいかない(´・ω・)。そこで、名刺屋さんのデータで透明フィルムに印刷してくれるところはないかなーと探していたところ、名刺作成のファーストさんが請け負ってくれていました。

名刺作成のファーストなら用紙も豊富

インターネットから申し込むと、無料で扱っている名刺用紙のサンプルを送ってくれます。実際の紙質を触って体感できるのはありがたいです。サンプルを頼む前は「半透明」という紙にする予定だったのですが、「半透明フィルムホワイト」の質感が気に入って、そちらでオーダーすることにしました。

名刺屋さんで作ったデータファイルを圧縮して添付し、ネットから注文すると、すぐにデータの確認依頼が来ました。それにOKをすると、印刷に入ります。デザインを確認しましたと回答した翌日には発送の連絡が来ていたので、印刷もスピーディです。

しっかりとした箱に入って届きました。再注文カードも入っているので、使い切ったあとも安心です(100枚配り終えるころには別のデザインに変えたくなってそうだけど)。

もちろん、断面もキレイな仕上がりで満足です!

枚数少なめなら自分で印刷、多めなら発注が良さそう

印刷屋さんに頼むとどうしても1単位が100枚からになってしまいがちなので、数枚あればいいとか、必要な時に適宜印刷できれば良いという状況であれば、ラベル屋さんのソフトと用紙を使って自分で作るのが一番コスパも良いし、デザインも自分で選べるので良いかなと思います。

一方で大量に印刷する場合は、自宅で印刷すると手間も時間もかかるので、データ持ち込みで印刷屋さんに頼む方が楽です。ただ、「このデザインが実際に紙に印刷されるとどうなるのか」というのを確かめるために、発注前にラベル屋さんの用紙を使って自宅で印刷してみるというのは良い手だと思います。100枚印刷してみたけどイメージとちょっと違った…..というのは避けたいですものね(´・ω・`)

他の名刺屋さんは、PhotoshopかIllustrator形式の完パケ(すぐに印刷できる状態のもの)のみというところも多かったですが、名刺作成のファーストさんは、エクセルでもワードでも、テキトウに作ったデザインを送るとイイ感じに仕上げてくれるそうで、デザインを仕上げる自信はないけど、「こんな感じにして欲しい」というイメージはあるという方にもおすすめですよ!