この時代に娘たちが力強く生き抜くための生存戦略を考えてみた



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久しぶりの晴天に大喜びし、溜まっていた洗濯物を一気に干しましたら物干し竿が倒れて、すごい量が洗い直しになったでございます、青海です。雑な人間が雑に働いて仕事を増やす典型です…。朝から疲れた。

ヤフーは新卒一括採用を廃止

先日ヤフーは新卒の一括採用を廃止して、30歳以下の人を対象とした通年採用を始めると発表しました。「優秀な若者」を採用するにはこの方法の方が合理的でしょうし、この傾向は多くの会社に広まっていくのではないかと思います。

http://japan.cnet.com/news/business/35089931/

自分たちの時代には、学生時代にのほほんとしていても、就職活動の時だけ何かしら自分の長所をアピールできれば、それが仕事とは直結しない内容でも採用を勝ち取れる可能性がまだまだありました。けれどこれからは、そんな「完全なるポテンシャル採用」は減っていくと予想されます

企業に就職するのが今よりずっと難しくなるかもしれない

AIの発達で仕事は減っていく

去年の記事ですが、ダイヤモンドオンラインに機械に奪われそうな仕事ランキングというのが出ていました。

http://diamond.jp/articles/-/76895?page=2

減った分、新たに増える仕事もあると思うので(今だとユーチューバーとかプロブロガーとかでしょうか)職種が減るばっかりということもないでしょうが、それでも「機械ができる」仕事はどんどん人間が減らされていくはずです。大企業の社員というのは聞こえはいいですが、基本的には「他の誰かでもできる仕事」をやることが主なタスクです。もうちょっというと、「他の誰かでもできるように仕事を整えるのが仕事」と言ってもいいかもしれません。だからこそ、人が入れ替わっても大企業は運営を維持できるわけです。

とすれば、究極はその「仕事を整える仕事」ができる人だけいればよく、実際に手を動かすことはAIに任せればいい、という時代も近くなっているというわけで、そうするとほとんどのプレーヤーの社員は不要になっていくはずです。企業はコストばかりかかる「ナマの人間」をできるだけ減らし、「仕事を生み出す」あるいは「生み出した仕事を実践的に落とし込む」作業ができる「クリエイティブな」力を持った人だけを、高い給料で採用したがるようになるでしょう。

新卒のポテンシャル(だけ)の採用をなくしていく

私たちの時代は就職氷河期とずっと言われていましたが(実際そうでしたが)、そうはいっても就職活動するにあたって実際の仕事の経験は必要なく、今まで一度も自分で金を稼いだことがなくたって、その仕事に活かせそうなスキルがなくたって、採用を手にすることも可能でした。けれど新卒の、本人さえ自分の力がどんなものかわかっていない若者を買うのは、企業にとっても博打です。当たるも八卦当たらぬも八卦な「何もやったことがない」新卒を雇うくらいなら、それなりに経験値があり「自分の能力はこんなものです」と示してくれる20代を雇った方が、企業としても安心でしょう。

昔は無垢で他の企業の色に染まっていない若者を雇うことは、プレーヤーとしての社員が欲しい企業としてはうま味があったわけです。が、そのプレーヤーをAIでまかなえるようになるのなら、欲しいのはいずれプレーヤーを卒業して、AIを使えるようになっていく社員だけになります。可能性だけで新卒を採用する時代は終わり、実績を提示できる若者が就職活動を勝ち抜ける時代が来るでしょう。

今の就職氷河期なんか目ではなく、そもそも人員を募集している企業がとても少なくなって、「えっ、ママたちの時代は新卒一括採用なんてものがあったの!うらやましい~!」という時期がそう遠くないうちに来る気がします。

ITを活用すれば「働いた実績」は学生でも作れるようになる

これはすでに今もそうですが、昔のように「学生が働けるのは家庭教師か飲食店くらい」という時代はとうに終わり、クラウドワークスなどを利用すれば、学生でも様々な仕事を請け負うことができるようになりました。アルバイトのように「自分の時間を売る」だけでなく、「自分のスキルを売る」ことが可能です。そしてそれは立派な「働いた実績」になります。

ということは、「学生だから何もできなかった」は言い訳にならず、就職活動の時に何も実績として出せるものがなければ、「スキルが何もないのかもしれない」と判断されかねないということです。今までは「旅行サークルに入って世界一周してきました!」がアピールポイントに成り得たのに、「世界一周の様子をブログにアップしてスポンサーを募り、その収益で旅行費をまかなえました!」みたいな学生が隣に座っちゃって、就職活動がかなり高度な戦いになっていく可能性ががあるということです。

「大学を卒業したら新卒一括採用で企業にお勤め」という「定番花形コース」は、もしかすると「そんなの一部の超優秀な学生だけで、一般ピーポーには無理ゲー」に変化していくのかもしれません。

娘たちに生き抜ける力を

親となった以上、子どもには責任があります。我が家では「法を犯さない方法で自分を食わせていけるだけの収入を得る手段を持ち、精神的にも金銭的にも自立した人間に育てること」を目標としております。ITの発達によって変化の激しいこの時代に、どんな能力を身に着けていたら生き残れるだろうか、と家族会議を行い、我が家では以下のような点に留意することに決めました。

何はなくともタフネスな精神を

どんなにお金持ちになっても心が折れてしまっては元も子もない。逆に言うと肉体的・精神的に超タフネスで、「どんな仕事でもやれるっす!前向きに生きていけるっす!」という方であれば、この先も仕事は絶対あるはずです。娘たちにはとにかくタフに!タフになって頂きたい!打たれ強くなって頂きたい!ちょっと空気読めなくても、回りから何か言われても、「あはは、そう~?」と笑い飛ばせる力が欲しい!

でもこの「タフな力」って何でしょうね。英語や算数のように勉強したらできるようになるとか、筋トレしたらマッスルになれるとか、そういうわかりやすい教材はないような気がします。我が家も手探りですが、タフな力を育てられる(かもしれない)と思い、こんなことを教えるようにしています。

疲れたら休め

長女はマジメさんです。言われたことは丁寧に守ろうとし、先生の言われたことから外れたことをする子に「いけないんだよ!」と注意します。それ自体は良いことなのでしょうが、マジメさんはマジメすぎるが故、自分を追い詰めてしまうことが多々あります。人間、無理してでも馬力を出さねばならない時期というのは存在しますし、そこで無理したことが自分を成長させる機会になることもありますが、自分が耐えられるかどうかという見極めは超大事で、そこを無視して突っ走ると誰だって心を病んでしまう可能性があるわけです。

なので、努めて長女には「疲れたと感じたら無理しない」よう伝えています。がんばりたい時はもちろんがんばっていいけど、しんどいなと感じたら甘えにこいと。自分で自分の心と体の状態を的確に把握し、必要な時に休息を選択できるという練習は、早いうちからやって欲しいです。死ぬ気でがんばっているものは全てが美しいみたいな日本の文化、もうやめたらいいと思う

これが次女の場合、まだ1歳過ぎなので多分ですが、へらへら笑って何でもすぐ諦めちゃうタイプっぽいんですよねぇ(*_*;そんな彼女には「あと一歩がんばれ」と言って、押し上げるよう心掛けたいと思っています。同じような遺伝子でできてるはずなのに、子どももイロイロですね。。

とにかくいろいろ経験してみよう

小学校の校長先生がおっしゃっていましたが、「1年生を見ていると、保育園、公立幼稚園、私立幼稚園、どこの出身の子かすぐわかるんですよ。保育園の子は生活力があって、公立幼稚園の子は協調性があって、私立幼稚園の子は多くの経験をさせてもらったことによる自信がある」とのことでした。子どもによるので全てがこうではないでしょうが、多くの経験がその子の中にノウハウを作り、自信を育てるというのはそうだなぁと思うのです。

親のキャパシティ(時間もお金も)がいっぱいいっぱいで、なかなか難しい部分もありますが、できる範囲で興味を持った習い事をさせてあげたり、キャンプに行ってみたり、一緒に料理をしてみたり、友達と遊んだり…と経験の幅を増やしてあげたいのです。何か困難にぶつかったとき、「でもあの時だってこうやって乗り越えられたから、今度だって大丈夫」という自信は、一生を通して財産になっていくと思います。

上の「休め」とこの「動け」は常にセットで、バランスをみながら、子どものバランスが崩れていると思う時は、親が調整に入る必要がありそうです。うーむ、親もできているとは言い難い…努力します。

プランBを考えておこう

私は小学校以来なりたいものが変わらず、大学まで突っ走ったのですが、あえなく資格試験に受からず、数年心を病みました。。我ながら結構がんばっていたはずなのですが、「努力してもどうにもならない時がある」とその時いたく実感したわけです。

今ある職業がなくなり、新しい職業が生まれていくこの時代、娘たちには自分たちの将来像をひとつだけ描くのではなく、「それがダメだった時のプランB」を常に考えておいてほしいと思っています。「ベストではないがベター」という案を持っていることで、私のようにぽきっと心折れるのではなく、「ちっ…がんばったがダメだったか…ではプランBで!」と切り替えもうまくいきます。

私の愛する殺せんせーもおっしゃっておりました。「第二の刃も磨いておけ」と。この言葉、そっくりそのまま娘たちに伝えたいと思っています。


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仕事の話だけに限るなら、「雇われる場合(多人数と協調できる)」と「独立する場合(手に職、単独で開業できる)」のそれぞれのスキルがあると理想的。私も若いころちゃんとプランBを持てるよう、計画的に学べば良かった。。

勉強はとりあえず読書と九九と英語だけはがんばれ

いえ、本音を言えば全教科がんばって頂きたいところですが、我らの子なので多くは望めないかと(;´∀`) なので対象を絞るとすれば、読書・九九・英語はおさえて欲しいと思っています。

読書は本だけでなく、ネット情報も含みます。現代は情報社会です。世にあふれている幾億の情報の中から、自分に有益な情報をいかにたくさん、効率よく手に入れられるかによって、生活レベルが変わります。TVや動画の音声付情報も大事ですが、最も手軽に豊富な種類の情報が得られるのは、やはり文字情報です。「英語」のスキルにも絡んできますが、多くの情報を幅広く得て自分の中で適切に使うことができれば、折れそうになった心を支えたり、もっと効率的な時間の使い方を考え出せたり、無駄な出費をせずに済んだりできるでしょう。ヒカキンやセイキンが楽しくわかりやすいコンテンツをたくさん提供してくれちゃうおかげで、娘も映像情報に流れがちですが、文字情報を追いかけることが苦にならない人になって欲しいと、図書館で本を借りては一緒に読むようにしています。

九九については、電卓がスマホについているとはいえ、わからないとちょっと日常生活に困るだろう、ということと、九九がわからないとこの先勉強する数学が絶対嫌いになりそうだからという理由です。相性があるので無理に理系科目を好きになる必要はないですが、算数は全ての理系科目の基本のキ、ここでこけると苦手意識がついて回る気がしいます。九九は覚えた時の達成感が得られやすいですし、小さな理系の成功体験を得るためにも、九九だけはがんばってマスターして欲しいと思っています。

英語についてその必要性は言うまでもなくでしょうが、Internet World Statesによると、インターネットで最も使われている言語は英語で、日本語は6位にすぎません。日本語だけで得られる情報には限りがあります。今日本では国内の情報弱者が問題視されていますが、世界での情報弱者に陥らないためにも、英語は使えるにこしたことはないでしょう。ネイティブのように話せなくたって、ヒアリングができて意図が正しく伝わるなら、日本語英語で全く問題ないと思っています。インド人はインドなまりの英語を話す人が多いですが、胸をはって「自分は英語が話せる」と言います。英語はアメリカ人やイギリス人だけのものではなく、世界の共通語として様々な地域でローカライズされています。日本も日本語なまりの英語を胸はって堂々と使えばいいのです。

働く機会を早めに持つ

お金を稼ぐということはプロになるということで、その姿勢や意識から学べることは本当にたくさんあると思っています。今は特殊な才能がなくたって、ITを活用すれば、学業と平行して働くことも可能な時代。娘には多いに、そして早くから挑戦してみて欲しいです。その昔、ホリエモン(堀江貴文さん)だったと思うのですが「金払って何か習うとかアホか。金をもらいながら勉強すりゃいいだろ」とおっしゃっていて、その言葉に感化されて、自分は自分の対人スキルの低さをどうにかしたいと水商売(スナックのお姉さん)の門を叩いたことがあります(極端)。猛烈に自分にあってなくて働くのしんどかったですが、でもスナックで働いた経験は確実に自分のコミュニケーション力を上げてくれました。

仕事にすると簡単にはやめられない場合もあるので、無責任にオススメはできないですが、何か仕事に活かしたいスキルを身に着けたいなら、どこかの教室で手取り足取り教えてもらうんじゃなくて、その世界にエイヤと飛び込んで実践で学んだ方が効果的だしお金もらえるよ、ということは伝えようと思っています。

娘、がんばれ。私もがんばる

「大学まで進学し、企業に勤め、結婚して子どもを2人設け、老後は年金生活」という、一昔前は「普通」と言われた生活が、もはや「贅沢」になっている時代です。この荒波の中ではありますが、娘たちには柔軟性を持って軽やかに人生を楽しんでほしいと思います。言われたことをただ熱心に一生懸命がんばれる、それも素敵なことですが、目指すべき場所を自分で決め、そのゴールに向かって正しく(時に効率的に)努力できる、そんな子になって欲しいし、自分もそうありたいです。娘たちよ、一緒に素敵な一生にするべく、がんばろうね。

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